インターネットの向こう側を見た。(2019.08.31)

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いつもスマホ越しに送られてくるメッセージに励まされていた。
インターネットの向こう側には、血の通った人間がちゃんといたんだなぁ。

仙台の話です。

勢い余って下道飛ばしたら仙台に着いてしまった話は昨日書いた。

よみがえる狂気と0泊4日の旅(2019.08.30)

行き当たりばったりの旅ではなかった。この日は予定がありました。

Voicy( https://voicy.jp/ )で知った木造大家・オーディオブック職人の新星サウザーさん( @Fist_of_Phoenix )と、ライティング面で勝手に師と仰いでいるあだち先生( @adachinoaccount )の合同イベントに参加しておりました。

じぶんのキャリア転換期、悩みすぎてアルコール漬けになり心から死にたかったシーズンがちょうど2年ほど前から。
その後、「一旦飛び込んだ”地方”という戦場で生きていくためには『勤め人+フリーランス』しかない」と思い直した。そのタイミングでまさにぴったりなTIPSを惜しげもなく発信されていたのが上記のおふたりです。

無事に優良企業に転職でき、また複業的にはじめたプロジェクトも順調に伸ばすことができており、今は心底おだやかな人生。
これは一度お礼を伝えに行かなきゃな、と思い立って今回仙台に向かったわけです。

ネットの向こうには現実が広がってた。

仙台市某所に設けられたイベント会場はすでに参加者で満員。
その後の懇親会等を踏まえてわかったことだが、この参加者のなかに「へんな人」はまったくいなかったんですよね。
みんなじぶんのビジネスをいうものを育てていて(あるいは別の志を立てていて)、とにかく前向きで現実主義者ばかりでした。
(「セミナー」と呼ばれる場所には脂ぎった極悪商人みたいな人がいるもので、彼らに騙されぬよう心を強く持たねばいけないかと…)
(年間100万円くらい払わされる謎の自己啓発セミナーに誘われがち、わたし)

以下イベントの所感です。

 

・あ、ラジオで聴いたことある声だ!
・話がはじまった瞬間ツンドラみたいな空気の張り詰め方した。
・サウザーさん、最優位オス(alpha male)っぽさがにじみ出ている。
・音声で聴いてた大家業の詳細、写真を見ることで鮮明に感じられた。
・対面して聞くことのライブ体験、情報密度がすさまじい。
・あだち先生の笑い声がボスっぽい。
・(意図的なのか)ふたりの内容は対比的で示唆に富んでる。
・受付、司会係のゼロ円( @0yenAffiliator )さん、人間力が高すぎる。
・ゼロ円さん、気配りの神様すぎる。
・ゼロ円さん、ジャニーズWEST感がある。

 

サウザーさんは不動産大家業や観光農園、ネット芸人の活動を、あだち先生は主にアフィリエイトを、実業とそれを進めていくためのマインドを相互織り交ぜながら話してくださった。

結局そうなんだよなぁ。アイディアやビジネスモデルが価値を生むわけじゃない。
それを行うのは人間なんだってことを改めて思い知らされた。

(ほぼ)毎日ペースの音声配信や、毎週届く2万文字超の無料メルマガ、そこで語られている言葉や態度はあまりに斜め上すぎて、これまでどこかリアルに感じられなかったじぶんがいたかもしれぬ。
今回、ネットの向こうにいたはずの人たちが目の前に現れて、くしゃみしたり寿司食べたりする様子はあまりに現実だったんだよなぁ。

同じ人間がやってることが、わたしにできない理由はどこにあろうか?
妙な高揚感と焦りを感じたわたしは、

なんと、その日のうちに茨城に戻ってきてしまいました。笑
やりたいことが明確にあるだけでもありがたいことだし、せっかく気分が盛り上がっているから、その瞬間からはじめてみようと。
そういう意味では数百万円払うセミナーよりよっぽど自己啓発要素にあふれたイベントでしたな。

よかった。

GIVEしていくことの真髄とは。

今回のイベントを通してあらゆる瞬間に感じたのは「人間関係」の技術。
サウザーさん、あだち先生ともにキーパーソンとの関係構築や人心掌握術について話していたが、いやまさにそうだなぁと。
上に書いたとおり、事業を含めて様々な人間の活動は人間によって成されるものだ。
また、それを支えたり押し上げたり引きずり込んだりぶっ飛ばしたりするのも、同じく人間です。

真人間になろうと思いました…
だいたいの仕事は相手有りきのものでしょうし。

そんなわけでこれからつくばでクラウドファンディングの相談会へ。
前々からアドバイザー側でぜひ、と何度も声をかけていただいていたのだが、東北の旅を楽しむため断っていた。

この会の主催者さんは、もう3年くらいわたしのことを良く評価してくださっている。
何かの折に助けてもらってるし、他のさまざまな人にもつなげてくれる。

こんなに与えてもらってばかりで、わたしは何にも返せてないな。
仙台のイベントに参加しながら、そのことばかり考えてたら居ても立ってもいられなくなってしまった。
そんなわけで懇親会の二次会が終わった後、その足で茨城まで帰ってきたのでした。

オンラインサロンやクラウドファンディングの隆盛に合わせて「まずはGIVEすること」というpay forword的な観念がよく語られるようになった。
その真髄は返報性の原理に近い、「相手に与えることでお返しをいただきやすくする」というものであることも含めて広く知られているような気もする。

でも、じぶんの身の回りをよくふり返ってみれば、わたしたちはどれだけのGIVEをもらい続けているのだろうなって思いますよ。ほんとに。
わたしなんでこんなんだから、お返しなんてし切れないくらい、たくさんの人に助けてもらっちゃったし。

そういう意味では一分一秒が惜しい。

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