「まちの広報」として働く覚悟について。(2019.09.09)

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これから「まいぷれ(https://mypl.net/)」という地域情報のプラットフォームづくりに携わります。
「生活圏内の消費とサービスのマッチングを図りながら、このまちで暮らし働くことの豊かさを発信する」
龍ケ崎・稲敷郡エリアのイベントやお店、暮らしや行政の情報など、まちの人たちによるまちの情報を、まちの人たち一人ひとりに直接届けていく。
そんな地域情報の循環をつくっていきたい。

先週はそのための研修に参加してきました。
地域資源である「まちの人たちの営み」に対する考え方を改めるとてもよいきっかけになった。
またセールスやコンテンツマーケティングの基本を学ぶ過程で、これはまさに「まちの広報」として働くということなんだろうな…と感慨深く思う瞬間も。
「地域おこし協力隊」を卒業してからなんとなく感じていた、まちに今一歩踏み込めない妙な遠慮の中から脱却したい。
みなさんと一緒により良い地域の暮らしを形作っていきたいです。

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そんなタイミングで、心苦しい天災がわたしたちのまちを襲いました。
強い台風15号が通り抜けつつあった今朝方、未だ強風の吹き荒れるまちは昨日とはまるでちがって見えた。

特に農業関連がひどい。
収穫を目前に控えた稲たちは無惨にもなぎ倒され、秋の実りを育む予定の畑はまるで池のように。
おんらが村のビニールハウスも半分以上が被害を受けました。

停電や倒木による道路状況の乱れ、まちの復旧に走る専門業者さんたちの稼働状況、小売店の営業や品揃え、もっとも大事な行政からの発信…
決して十分とはいえない情報インフラと、身を置く場所による情報格差の問題について身をもって感じる1日となりました。

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まちの情報を取り扱うということの責任について深く考えさせられた。
もちろん「まいぷれ」はわたし一人の力で発信していくものじゃない。
「まいぷれ」を活用するまちの人たちみんなの力で、情報をプラットフォーム化していくものです。
だからこそ、日々の発信力や情報の受け取り方については、清く正しくあらねばならないと思うわけです。

災害時こそ「しなやかな地域コミュニティ」が重要だと改めて気付かされる。
単に「つながっている」だけでは意味がないのです。
コミュニティが作用するためには、相応の信頼関係やインフラが必要っぽい。
それは単純なSNSの双方向性ではないんだよなぁ。

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今も、このブログは停電中のアパートで書いています。
台風が過ぎた関東には熱波が広がっている。
数十時間の停電はかの震災を思い起こさせます。

「停電の夜は月が綺麗だね」なんてのは気休めだと思う。
慌ただしい日々につかの間の休息を感じる瞬間は確かに尊いかもしれない。
しかし今夜はクーラーも、扇風機も、冷蔵庫も止まったまま過ごすにはあまりにも危なすぎる。

「まちの広報」として働くことになる期待と不安、それに大きな責任を感じずにはいられない1日でした。

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