ハマったらとことん研究するタイプです。
2021年の年明け早々、今働いているStartup Hub Tokyo 丸の内にひとりの起業準備者が来館されました。
「地元に根ざした事業をはじめたい」
地域に関する起業は個人的な関心事でもあるため、時間の都合がつく限り同席させていただくようにしています。
起業相談員(コンシェルジュ)にいくつかの案を説明する中で、ふと目に入った「クラフトビール事業」。
聞けば国産のクラフトビールはますますレベルが高まっているそう。ファンコミュニティも育っているらしい。
本格派もあれば、お土産品としての“地ビール”の域を出ていないものもあり……
ーーなるほど。そこまで言うなら、ちょっと試してみようかな。
その日聞いた美味しいブルワリー情報を頼りに、軽く20本程度買って飲み比べたのが半年ちょっと前の話。
以降、クラフトビールの魅力にどっぷり浸かってしまったのでした。
ところで、国産ラガー以外に出会ったのは2011年の頃。
ベルギービールの店でバーテンダーの修業をはじめて以降、同僚や大学の同期と世界のビールを飲み比べて遊んでいました。
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その頃、国産のブルワリーは総じて印象が弱く、記憶に残っているものはほとんどありません。
アメリカ西海岸のIPAはワイルドで、大胆で、とにかく野性にあふれた味わいでした。
渋谷や新橋、池袋のビアバーへ熱心に通い、有名どころを片っ端から注文し、フラフラになって帰る金曜の夜。今となっては嘘みたいな世界の話。
2015年に地方へ居を移して以降は(主に金欠、そして機会の少なさから)関心はビールから離れていきます。
改めて飲み直す最近の国産ブルワリー、やりたい放題か。
エキゾチックな商品がどんどん出てくる。限定醸造品もわけわかんない。仕掛け人は入れ墨びっしり。
すごい速さで、文化として成長しているのを感じます。周辺産業やコラボ企画もすさまじい。
コロナ禍で「外飲み」ができなくなってから、自宅で美味しいお酒を飲みたい人がクラフトビールを飲み出した……なんて話も耳にします。
日々飲みすぎてもありがたみが薄れるな……という貧乏性なので、最近は10日に1本と自分に制約をかけてます。
9日間は酒を断ち、月に3本くらい(目安)を飲むペース。全体的な節酒にもつながっています。
10日に1本だけ飲むビール、脳髄が揺れるほど美味しい。
月に1箱分の発泡酒飲める予算、だいたい3,000円くらいあれば、断酒してでも高価なビールに手を出したい(個人の感想です)。
今後も緩やかにビアライフを楽しんでいきたい。
みなさんのオススメをぜひ教えてください。
そして、クラフトビールを愛する友だちがほしい…!